五十肩の症状 体験談
五十肩の症状が出始めたのは47歳のときでした。
肩が上がらず、ちょっとしたことで激痛が走るので、年齢的に言っても五十肩だろうと思いました。
40代なので四十肩と言うべきかも・・・と思いましたが、まあ、四捨五入すれば50歳なので、人にも、「五十肩になってしまいました・・・」と言ってましたね。
四十肩も五十肩も肩関節周囲炎という同じ病気なんですね。
40、50歳代によくかかる病気なので、30歳や60歳で肩関節周囲炎を患っても、四十肩、五十肩というみたいです。
まあ、そんなことはともかく、どんな症状だったかというと、
・利き腕の右肩が五十肩になった
・右腕が肩の高さより上に上がらなくなった
・右腕を内側にまわす、たとえば、左のわきを右手で触ろうとしても痛くて腕が回らない、という状態
・同様に、外側にも回らない
・後ろへはまったく回せない
・上・内・外・後ろに無理に動かそうとすると激しく痛む
・就寝のため横になると痛む。就寝中も疼くような痛みで目が覚める。朝目覚めた時も疼くような痛みがひどかった。
・ちょっとした動きで激痛が走る。例えば、蚊をパチンとたたこうとした瞬間、子供とイエーイ!とハイタッチした瞬間、歩いていて右腕を軽く何かにぶつけた瞬間・・・こんな何でもないことで激痛が走り、しばらくうずくまっていました。
五十肩はほっておいても治る?
五十肩や四十肩については、よく耳にするありふれた病気ですし、放っておいても治ったということも聞いたことがあったので、私は放っておくことにしました。
ただ、動かさないと動かなくなるということもよく聞く話なので、動かすようにはしようとだけ思っていました。
でも、3ヶ月、4ヶ月経っても、良くなるどころかひどくなっていっているような気がしました。
虫をたたいたり、物に軽くぶつかったり、子供とハイタッチしたりするだけでいちいち激痛が走るのです。
そうなると、数分うずくまっていないと動けないのです。
そんなことが頻繁に起こるようになり、ここで始めてインターネットで「五十肩」を調べてみました。
すると、放置してはいけないことがわかったのです。
放っておいた場合、治りが遅くなるばかりか、治っても、肩の動きは制限されたまま、その影響で、腰などの他の部位にも悪影響が出る可能性があるとのことでした。
元々軽い症状の人は、放っておいてもほとんど以前と変わらない状態に戻ることもあるかもしれませんが、とても軽症とは思えない私は、とりあえず病院か治療院かに行ってみようと思いました。
接骨院に行く
五十肩ならあそこの接骨院がいいよと言われ、早速通うことにしました。
その接骨院では、毎回、電気あんまと柔道整復師の施術をそれぞれ15分ずつ計30分行います。
最初は、いくら施術してもらっても全く改善されないので、もう一生このまま治らないのではないか・・・と、落ち込みましたが、その内、この接骨院が、なんだか毎回適当にお決まりのことをこなしてるだけのようだと気付いたので、本当にここがいい接骨院なのか疑問に思うようになっていました。柔道整復師の施術が通り一辺で15分こなせばあなたへの業務は終了!みたいな感じで、大量のお客さんをどんどんさばいて金儲けに励んでいるという感じでした。
そもそも、五十肩というのは、私がそうではないかと思っていただけで、本当のところはわからないじゃないですか!
なのに、その接骨院は、私が五十肩と言ったのを鵜呑みにしていきなり五十肩の施術を始めたので、最初から不信感が有りました。
結局3ヶ月間毎日のように通っても、全く何も変わらなかったので、やっぱりまずは病院で本当に五十肩かどうか診断してもらわなければならないと思いました。
整形外科に行く
さっそく整形外科に行くと、初診で問診や触診、レントゲンや関節造影検査などを行って、念入りに症状を確認していました。
それでやっと肩関節周囲炎(五十肩)という診断が出たのです。
やっぱり病院に来てよかった〜と思いましたね。
はっきりと五十肩とわかったので、あとは五十肩の治療を受けるだけです。
ヒアルロン酸の注射などもあるようですが、とりあえずリハビリだけ受けて様子を見ようということになり、しばらく毎日のようにリハビリに通ったのですが、なかなか良くなってきませんでした。
もう一生治らないのかも・・・と不安でいっぱいになったものです。
五十肩が治らない理由
ある時、なかなか良くなっていかない理由がわかりました。
それは、病院でのリハビリ以外に自分でリハビリをしていないことでした。
いくら通院しても、1日に受けられるリハビリは30分程度です。
それ以外にも自分でやらないと良くなっていかないのは当然です。
そこで、下のマニュアルを参考に、自分一人でリハビリ運動をすることにしました。
すると、もう一生治らないのかも・・・と思っていた五十肩が、劇的に回復していったのです。