五十肩 治療

五十肩 治療

五十肩の治療は、五十肩の進行度に応じて行われます。

 

五十肩は、発症してしばらく激しい痛みが続きます。この時期を急性期と言います。
この時期は、肩を出来るだけ安静にして、冷やすようにします。そして痛みを抑えるために消炎鎮痛剤を使うなどの薬物療法が行われます。場合によっては、局所麻酔剤やステロイド剤、ヒアルロン酸などを肩関節に注射することもあります。

 

その後、肩の可動域が制限され非常に動かしづらいですが、痛みは徐々に引いていく慢性期に入ります。
慢性期では、肩の運動をすることと温めることが重要です。
慢性期には、引き続き薬物療法を行いながら運動療法などのリハビリを行います。これが非常に重要で、これをしないと、後述する後遺症が残る可能性が高くなります。

 

そして、痛みもおさまり、可動域が戻っていく回復期に入ります。
慢性期と同様、肩の運動温めることを続けます。
リハビリを続けます。後遺症を残さないためにも、気長にじっくりと取り組むことが必要です。

 

 

五十肩の症状の重さは人それぞれですので、これらの期間も人によって異なり、全体で数ヶ月から数年かかります。

 

 

最終的には、回復期に入り治ります。
五十肩が治るということが、炎症が治まり痛みも無く、それ以上の進行も回復も無いという状態なら、いずれはその時が来るということです。

 

ただし、注意しなければならないのは、後遺症が残ることがよくあるということです。
五十肩の後遺症は、炎症や痛みは無くなったけど、肩の可動域が制限されたままという状態です。

 

腕が上に上がらない、内側や外側に回らない、後ろに手を持っていけない・・・このような状態では、日常生活に大きな支障をきたしますし、精神的にも落ち込みがちになってしまいます。

 

 

ですので、五十肩は病院で治療を受けるのはもちろん、自分でもしっかりと運動・トレーニングなどのリハビリを行う必要があります。

 

 

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